着付け教室で生徒さんからよく質問されること
着付け教室に来てもらっている生徒さんから、「着物」に関して、色んなことを聞かれます。
質問されることについて、ご紹介します。
質問1.着物はネットで買ってもいい?
呉服屋さんで買うと、接客がしつこかったり値段が高かったりとあまりいい印象がないのが原因だと思います。
私の教室に来る生徒さんは、全く着物が着れない方がほとんど。
そのため、生徒さんには「買ってもいいけれど、あまりおすすめしない」と伝えています。
着物や帯は、実物とネット上の写真とでは、色味が違うことがあります。
また、厚みや手触りなどは、実際に見ないと写真だけでは分かりにくいです。
着物の詳細が詳しく書いてあればそれを読んだり、ネットの販売店や販売者に問い合わせたりして、確認できて納得できるなら買っても大丈夫です。
ただ、全く着物が着れなかった方にそれができるのかと聞かれると、なかなか厳しいのではないでしょうか。
生徒さんに言っていることは次の3つです。
- リサイクルショップでもいいから、ちゃんと実物を見て買ったほうがいい
- 自分の目で見て触って、着やすそうや結びやすそうとか判断したほうが失敗は少ない
- 着付けに必要な小物類は、ネットで安く売られているから買ってもOK
着付けに必要なクリップや紐は、仕様がほぼ一律なのでネットで買おうが実店舗で買おうが失敗はありません。
質問2.無料の着付け教室ってどう?
これもよく聞かれます。
私のところは、1回2時間で1000円と格安ですが、生徒さんからお金を頂いています。
よくCMや広告で見かける有名なあの教室について聞いているのでしょう。
私の答えとしては「タダより怖いものはない」です。
私は、無料の着付け教室に通ったことがありません。
そのため、知っている情報はあくまでもネットで出回っている内容です。
生徒さんには、正直に知らないことは知らないと伝えています。
主に伝えている点は次の3つ。
- そこに通ったことがないから、正確な情報は知らない
- ただ、良くない噂がネットであれだけ多く流されているってことは、何かしら不満に思う人が多いのでは?
- もし、着物や帯の販売会があったら、今まで無料で教えてもらった分、断りにくくならない?
安くてもいいから、お金を支払ってお稽古に行ったほうが、先生も生徒も気持ちが楽ではないでしょうか。
質問3.本は買ったほうがいい?
大手の教室みたいにテキストがあればいいのですが、私の教室にはテキストがありません。
家で復習したり、仕事や家事の合間にちょっと読んで勉強したりするのに、本があれば便利です。
着付け方法を読んでみて、自分が「理解できる」書き方をしている本なら買ってもいいと思ってます。
他に、生徒さんに伝えていることが3つあります。
- 着付けの本を買うコツは、ネットではなく本屋さんで買うこと
- 着付けの方法やコツは、色んな種類があるから、私が今教えているやり方だけが「絶対に正しいやり方」ではない
- 本を読んでみて、やりやすい方法があれば、どんどん取り入れて
着付けの本は、写真、絵、説明文など書き方が本当に色々あります。
その人が「分かりやすい!」と思えるかは、実際に中を見てみないと判断できません。
あまりにも長時間の立ち読みにならないよう、注意が必要ですね。
気になることは、何でも聞いてほしい
初めたばかりのお稽古では、分からないことだらけです。
「わからないなー」「これってどうなんだろう?」とか気になることはどんどん質問してもらえると、私も「ここを教えたほうがいいんだ」と把握できるチャンスなのでとても助かります。
今後、よく質問されることが出てきたら、第2弾として書きたいと思います。
チョロミー風衣装|2018年
初めて、娘たちに作ったコスプレ衣装は、ガラピコプーに出てくるチョロミーの衣装です。
おかあさんといっしょのコンサートに行くために作りました。
朱色で作りたかったのですが、ちょうどいい色の生地がなく、赤で作成。
裾の白いモフモフ部分は、100均のモコモコタオルを切って縫い付けています。
初めて作ったので、粗が目立ちます…。
材料
~ワンピース~
赤い布
白フェルト
モコモコタオル 1枚
~首飾り用~
赤フェルト
黄フェルト
ひも
サイズ
100センチ
着付け教室で買わされたモノ一覧
大学生のときに通っていたK学院で、お稽古に必要とされ買ったモノがたくさんあります。
買わされたけれど、今も愛用しているもの
まず紹介するのは、今も愛用しているものです。
参考に、アマゾンで現在売られているものを載せています。
※本来買わされたものは、K学院のロゴ入です。
きものバッグ
着物や帯、その他小物を収納して、持ち運ぶかばんです。
収納スペースが多く、お稽古に行く時にとても便利でした。
使い込んでボロボロになってしまい、現在使っているのは、K学院の物ではありませんが、着付けを習うならもっていたいモノの一つです。
洗える長襦袢
正絹の長襦袢はなかなかクリーニングに出せないので、着るのをとても気を遣います。
でも、家で簡単に洗濯ができる長襦袢は、手入れが簡単です。
ウエストベルト
ゴム素材なので伸縮性があり、初心者でも着物がきれいに着れます。
留袖や振袖など重量感のある着物を着るのにはあまり向いていませんが、普段着る分には全く問題ありません。
シャーリング伊達締め
脇部分がゴム素材の伊達締め。
程よい伸縮性で扱いやすいです。
きものクリップ
(アマゾンでは見つからなかったため、これだけは楽天のサイトです)。
自分で着るときには使いませんが、人に着付けるときに、着物の衿がずれないように止めるクリップです。
幅があり、しっかり止めることができるので、着付けのときには重宝します。
また、着物を挟む部分にクッションがついているので、変な型がつかないようになっている点も気に入っています。
買わされて、イマイチだったもの
今から紹介する商品の中には、人によっては「この道具が着やすくて便利!」 と感じるものもあると思います。
あくまでも、私がイマイチだと思ったものです。
シャーリング伊達締め 金具付き
金具で着物の襟を止めれば、広がらず、きれいに着れると言われましたが…
広がるもんは広がります。
それに、金具がゴロゴロして邪魔です。
これをするくらいなら、コーリンベルトをしてから、先程紹介した「シャーリング伊達締め」をしたほうがキレイに着れます。
※参考 コーリンベルト
帯留めクリップ
帯が緩まないように止めるクリップです。
なくても緩むことがないので、使い方を忘れました。
ファンデーション
化粧品のファンデーションではなく、体の補正に使うパットのことです。
「胸のすぐ下あたりに当てると、体の補正が簡単にできる!」と言われました。
しかし、残念ながらこれだけでは、体型の補正は対応しきれません。
現在は、自分で作ったさらしで作った補正パッドを使用しています。
※作り方
飾り紐
振袖用のかわいい帯を結んだときに付ける飾り用の紐です。
アマゾンで売られているような、こんな可愛らしいデザインの紐なら良かったのですが、K学院で買わされた飾り紐は目がチカチカするような原色。
色の主張が激しすぎるため、帯に合わせて使うのがとても困難です。
もう少し淡い色なら、「買わされたけど良かったもの」入りなんですけどね。
らくらく帯枕
お太鼓結びをこの道具で仕上げてから背中に付けると…
「何ということでしょう!きれいなお太鼓が簡単に背中に乗せることができるなんて!」という裏技道具です。
この道具を使うためのやり方は忘れてしまったので、今の私は使えません。
背中に手が届きにくい方は、楽に結べるので使い勝手の良い道具なんですけどね。
何が良いか良くないかは自分次第
着付け教室の先生の教え方は、流派が異なれば違いがあり、「絶対この手順で着る方法が正解」というものがありません。
そのため、道具の使い方も色々あるので、何が使いやすいか知るのは、自分で経験を積んでいくのが一番手っ取り早いです。
もし、着付け教室で買わされたモノがあっても、一生の愛用品とも言えるものに出会える可能性もあります。
お稽古以外に、You Tubeや本などを参考にしてみると新しい発見もあるかもしれませんね。
着付け教室に通った感想〜その2
前回の記事
K学院に通って不満だったこと
良かったことよりもむしろ、こっちの方がたくさん語れます 笑。
1.知識の出し惜しみ
それぞれの級に対して、カリキュラムの期間が決まっているためか、着物を着る上で必要なことをすべては教えてくれませんでした。
一度に全部教えると、生徒の頭がパンクしてしまうので、そこは分かるのですが、先生の言い方にモヤモヤ。
「3級で教えられるのはここまで。この先を学ぶなら2級に進級してから」と言われました。
一応、3級のカリキュラムを習うと、一人では着物は着れますよ?
ただ、「外に着ていっても恥ずかしくないレベルにきれいに着付けができているか?」と聞かれると、答えはNOです。
変なシワが入りまくりだし、帯も普通なら使わないような小道具を使わないと結べないし。
「さすがにこんな状態では出歩けない」と思い、私は2級に進級しました。
2.終了テストの強要
2級に進むためには3級の終了テストが必須です。
しかも、終了テストは月謝とは別の受験料が必要。
うまいこと生徒からお金を引き出すな−と思ってました。
ただ、他の流派の教室に通っても、受験料が必要なのは一般的なので、別にそれは大した問題ではありません。
終了テストを受けることを強要されるのが一番の問題でした。
習っている生徒のなかには「2級に進む気がないから、お金がかかるなら3級の終了テストは受けたくない」という方も。
「3ヶ月で1万円」を謳った広告に惹かれて習い出したのですから、月謝以外にお金を出すのは避けたいと思うのもわかります。
受けない理由を言っても、先生やK学院に心酔しきっている補助の先生があの手この手で受けさせようと圧力。
その場に居合わせた私を含めた他の生徒達は、ただひたすら時間が過ぎるのを待っていました。
3.モノを買わされる
お稽古を始めようとすると、初回の授業で色々とモノを買わされました。
「この道具はK学院では使ってないから、これを買って」と買わざるを得ない状況になります。
決まった期間とカリキュラムで、一斉に生徒に教えるという方針のため、同じ道具で揃えてもらわないと先生としても大変です。
買わされたモノの中で、今でも使っているものもあり、一概に全て悪かったとは言えませんが…
「家にある着物を、家にある道具で着たい」考えの人にとっては、「買わされた」と感じる原因に。
ただ、全く着物や着付けに必要な道具を持っていない人には、買い揃えられるので、いいシステムだと思います。
さすがに、着物や帯を買わされることはありませんでした。
買わされたモノで良かったものや悪かったものはまた、別の機会に紹介していこうと思います。
K学院を辞めた理由
私は、就職で地元を離れることになり、K学院に通い続けることができなかったので2級で辞めることになりました。
ある意味、強制的に辞める理由ができて良かったです。
先生に引き止められることもなかったですし。
遠回しに言って辞めようとするのは、激しく引き止められるようです。
運営面で考えると生徒一人辞めると、その分K学院の収入が減りますからね。
就職してから1年ほど経った時に、着付けのお稽古を再開するのですが、お稽古再開から現在までのことも別の機会にお伝えします。
教室選びは見学してから
着付け教室に通いたいと思ったら、まずは見学をしてみましょう。
ほとんどの着付け教室は見学や無料体験会など、実際に見れる場があります。
あとは、自分の目的に合う指導方針なのかを確認してくださいね。
「全くの初心者だからテキストに沿って1から教えてもらいたい」
「家にある着物と道具で着付けができるようになりたい」
「習うからには資格を取りたい」など…
目的に合う教室なら、不満に思うことは少ないはずです。
着付けを習うきっかけと着付け教室の感想
※2019年9月に着付け教室を始めたものの、コロナの影響で現在は休講が続いています。
着付けを習う二つのきっかけ
着付け教室で着付けを習うきっかけは人それぞれです。
「家に仕舞ったままになっている、おばあちゃんの着物を着たい」「子供の入学式に着物を自分で着ていきたい」など。
では、私の場合はというと…
一言でいうと「母に言われたから」になります。
母が私にそういう背景はちゃんとあるので、安心してくださいね。
理由1.家庭環境
田舎の地域だったため、「冠婚葬祭は着物で」という感覚が普通でした。
そのため、父方も母方も両家の親族は自分で着物が着れて当たり前の環境。
私がもし、自分で着物は着れて当たり前の環境の家に嫁ぐとなったら、着れないと恥をかいてしまう…と母が心配したからです。
それだけ私のことを心配してくれましたが、夫の実家は「自分で着物は着れて当たり前の環境の家」ではありません。
でも、自分で着れるようになって良かったと思ってます。
理由2.時間的な余裕
大学1年生2年生の間は週5日、朝から夕方までびっちり講義が入っていました。
その後、3年生で週3日、4年生になってからは週1日の講義のみ。
ずーっと家に私が家にいるのが、うっとうしかったんでしょうね。
大学4年生のときに、暇つぶし兼花嫁修業で、着付けだけでなく料理教室にも通うことになりました。
K学院の詳細
では、ここからは通っていた着付け教室について振り返りを。
※固有名詞を出すのは、気がひけるので「K学院」と記載させていただきます。
教室の規模
関西で教室を展開(教室数は多すぎて不明)
→大手の着付け教室だといえます。
生徒の募集方法
新聞の折込チラシ
CM
ホームページ
→私は新聞の折込チラシを見て始めました。
教室で一緒に習う人数
1回の受講人数は多くても10人程度です。
※講師の他に補助の先生が数人いるため、わからないところがあれば気軽に聞けます。
テキストの有無
講座のカリキュラムに沿ったテキストがあります。
写真付きなので、家でも復習がしやすいのがいいですね。
月謝
習った当時は確か、3ヶ月で1万円くらいでした。
カリキュラムが進むと値段がアップします。
→値上がりしたな−というのは覚えているのですが、実際いくらだったかまでは忘れました…。すみません。
カリキュラム
3級、2級、1級と終了テストに合格後、次のステップに。
それぞれの級を学習する期間が決まっています 。
K学院で習って良かったこと
何事にもメリット、デメリットがあるように、K学院で習ってみて「良かった!」と思えるときもあれば、「う〜ん…」と思えるときも。
まずは、K学院の良い点をご紹介していきます。
1.置いてけぼり感がない
習い始めたときは着物をたたむことすらできなかったので、たたみ方から丁寧に教えてくれたのはとても良かったです。
補助の先生がいて質問もしやすいので、置いてけぼり感がありません。
2.経験が積める
3級の合格すれば、2級講座の受講生として教室に通いつつ、3級講座で補助の先生として「教える」経験ができます。
仕事ではないので、無報酬ですが。
教わるだけでなく、教える立場になることで、自分の身につきやすいので、いい経験をさせてもらったと思っています。
3.着物を着る以外の知識が学べる
テキストには、マナーや着物に関する知識が分かりやすく書かれてあります。
一言で「着物」と言っても、TPOや季節によって着れる着物と着れない着物があります。
そのようなことが、学べたのはとても良かったです。
あとは、組紐の授業もあり、楽しかったです。
細い紐を編んでいて、オリジナルの帯締めが作れるのは、貴重な経験でした。
4.着物や帯が無料でレンタルできる
自分が持っている着物や帯を持参してもいいですし、何も持っていない人には無料で貸し出ししてもらえます。
何もないところから始めるのに、着物や帯を買うのはなかなかハードルが高いので、とても助かる制度です。
不満に思ったことをこの続きに書こうとしたのですが、書いてみるとかなりのボリュームに。
分けて書いていきますね。
ダツイージョ風衣装
オフロスキーの相棒?、ダツイージョの衣装の詳細です。
オフロスキーとネーミングもすごいですが、ダツイージョのネーミングセンスもなかなかですね 笑。
みいつけたのスタッフの方は、どうやって思いつくんでしょう?
ポイント
ファスナーもダイソーで購入したかったのですが、オープンタイプのものがなかったので、手芸用品屋で購入しました。
値段は280円ぐらいだったと思います。
ツナギ風、フードがある
といった、条件がぴったり合う型紙に出会えなかったので、いろいろな型紙を参考につなぎ合わせて作りました。
フード部分が思っていた以上に小さかったので、次回作る機会があれば、大きめに作ろうと思います。
サイズ
120センチ
作り方
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