着付け教室に通った感想〜その2
前回の記事
K学院に通って不満だったこと
良かったことよりもむしろ、こっちの方がたくさん語れます 笑。
1.知識の出し惜しみ
それぞれの級に対して、カリキュラムの期間が決まっているためか、着物を着る上で必要なことをすべては教えてくれませんでした。
一度に全部教えると、生徒の頭がパンクしてしまうので、そこは分かるのですが、先生の言い方にモヤモヤ。
「3級で教えられるのはここまで。この先を学ぶなら2級に進級してから」と言われました。
一応、3級のカリキュラムを習うと、一人では着物は着れますよ?
ただ、「外に着ていっても恥ずかしくないレベルにきれいに着付けができているか?」と聞かれると、答えはNOです。
変なシワが入りまくりだし、帯も普通なら使わないような小道具を使わないと結べないし。
「さすがにこんな状態では出歩けない」と思い、私は2級に進級しました。
2.終了テストの強要
2級に進むためには3級の終了テストが必須です。
しかも、終了テストは月謝とは別の受験料が必要。
うまいこと生徒からお金を引き出すな−と思ってました。
ただ、他の流派の教室に通っても、受験料が必要なのは一般的なので、別にそれは大した問題ではありません。
終了テストを受けることを強要されるのが一番の問題でした。
習っている生徒のなかには「2級に進む気がないから、お金がかかるなら3級の終了テストは受けたくない」という方も。
「3ヶ月で1万円」を謳った広告に惹かれて習い出したのですから、月謝以外にお金を出すのは避けたいと思うのもわかります。
受けない理由を言っても、先生やK学院に心酔しきっている補助の先生があの手この手で受けさせようと圧力。
その場に居合わせた私を含めた他の生徒達は、ただひたすら時間が過ぎるのを待っていました。
3.モノを買わされる
お稽古を始めようとすると、初回の授業で色々とモノを買わされました。
「この道具はK学院では使ってないから、これを買って」と買わざるを得ない状況になります。
決まった期間とカリキュラムで、一斉に生徒に教えるという方針のため、同じ道具で揃えてもらわないと先生としても大変です。
買わされたモノの中で、今でも使っているものもあり、一概に全て悪かったとは言えませんが…
「家にある着物を、家にある道具で着たい」考えの人にとっては、「買わされた」と感じる原因に。
ただ、全く着物や着付けに必要な道具を持っていない人には、買い揃えられるので、いいシステムだと思います。
さすがに、着物や帯を買わされることはありませんでした。
買わされたモノで良かったものや悪かったものはまた、別の機会に紹介していこうと思います。
K学院を辞めた理由
私は、就職で地元を離れることになり、K学院に通い続けることができなかったので2級で辞めることになりました。
ある意味、強制的に辞める理由ができて良かったです。
先生に引き止められることもなかったですし。
遠回しに言って辞めようとするのは、激しく引き止められるようです。
運営面で考えると生徒一人辞めると、その分K学院の収入が減りますからね。
就職してから1年ほど経った時に、着付けのお稽古を再開するのですが、お稽古再開から現在までのことも別の機会にお伝えします。
教室選びは見学してから
着付け教室に通いたいと思ったら、まずは見学をしてみましょう。
ほとんどの着付け教室は見学や無料体験会など、実際に見れる場があります。
あとは、自分の目的に合う指導方針なのかを確認してくださいね。
「全くの初心者だからテキストに沿って1から教えてもらいたい」
「家にある着物と道具で着付けができるようになりたい」
「習うからには資格を取りたい」など…
目的に合う教室なら、不満に思うことは少ないはずです。